暗闇の世界

私は、小さい頃こんな世界になるなんて夢にも思わなかった
普通に生活できると信じていた、普通に話が出来、目がちゃんと見えるとずっと思っていた
でも今は、そんな明るい世界は、もう夢でしかなかった暗黒の世界、光が一切無い世界、これが私の現実だった
そんな世界でも、話し声、鳥の声が聞こえるからまだ私は、想像できた外の世界をイメージできた
でも、最近耳までも少し悪くなってきたような気がする、あの光の世界を想像するのもきつくなってきた・・・
そんな時一人の女の子の声が話し掛けてきてくれた・・・・・・
女の子は、私を励ましてきてくれた私は、その子と話すのが楽しかった、その子のお兄さんの話を聞いて、会えるのも楽しみにしてた
ただ世の中機能障害の人を持つと世間の大半は、哀れみや同情の目が多かった、私は、目が見えないからどんな目で
見られてるのか知らない、自分の姿も見えない人に頼るしかなかった・・・・
そんな生活をして何年かたち、いつもわたしにを励ましてた女の子は、心臓の手術を受けると聞いた・・・
その時私は、先生にお願いした・・血液が同じ型なら、私の血を使ってとお願いした・・・そして私の体で使えるのがあれば
その子に使って欲しいとお願いした・・・・
私は、その子にだけは機能障害の無い普通の生活に生きて欲しかった・・・・私からその子に出来るのはそのくらいしか無かった・・・
その子の無事手術終了して、先生から聞いてみることがあった・・・私は、何年生きられるのかを・・・・
あの手術が終わってから、体が突然震えが止まらなくなったり、以前の私より症状が悪化したのがわかったから・・
『先生正直に言ってください、私はあと何年生きられるんですか?最初は、手術の後遺症だと思ったけど明らかに違うのがわかるんです』
私は、先生に聞いてみた
「・・・・長くて一年生きられるかどうか・・・・・・・・・・」
私は、それを聞いて一年くらいしか生きられないと聞いた時何故かほっとした理由は、わからなかったもし死んで言い残す事があるのは
嫌だから先生にドナーカードを書いて貰った・・・
思い残す事があるとしたら、普通の恋愛がしたかったけど、それは、無理と思ってた・・・
そんな時、いつも私を励ました女の子が、お兄さんと一緒に来てくれた
最初は、ぎこちなかったかも、知れなかったけど、お互い歳が同じくらいもあったのかすぐ打ち解けられた
私は、勇気を振り絞って言った
『ねぇ、お願いがあるんだけどいいかな?』
そう言って、恋人役をお願いした・・・彼に迷惑かもしれなかったけど、私の願いを叶えてて欲しくてお願いした
彼は、声から全然嫌そうな声一つ無くいいって言ってくれた・・・それが10月の終わりの出来事だった・・・・

「恵さん、少し相談あるんだけどいいかな・・・・」
『どうしたの?』
「もし嫌じゃなかったら、手のひらで言葉書いていいかな?」
私はそれを聞いて私の耳のことを気にしてるとわかった、今は、いいけど今後の事を思って言ってるんだとすぐわかった
『いいよ、じゃあ今日は、あなたが来た時は、左肩を二回叩いてくれないかな・・』
「左肩を二回だねわかった」そう言って、肩を二回叩いた
『今度から、それがあなたが来たとわかったからね・・・そういうルール決めよう今日は・・・』
俺は、彼女に二人だけの特殊なやりとりをした、俺達が二人で決めたルールは

左肩を二回叩くのは挨拶
彼女が右人差し指を三回叩くのは、言いたい事がある場合だ
右肩一回叩くのが返事をする時と決めた
言葉のやりとりは、いまだに手のひらで言ってあるが、簡単に三つつだけ決めた
もし、いいのあったら、二人で決める事にした
それが11月の終わりの事だった・・・

12月に入り・・・俺は、妹と彼女に暖かい服を買おうと色々とバイトをやった
だが、妹は、服でいいが、彼女の場合外に行く服は、まず無理だった、
そこで、彼女が夜冷えないよう、はんてんを買う事にした・・・

恵さんクリスマスプレゼントなんだけど受け取ってくれるかな 俺は、手の平にそう書いて、彼女に着せてあげたら
彼女が涙をこぼしながら右人差し指を三回叩いてくれた

ありがとう武士さんそう、手のひらに言葉が返ってきた

俺は、右肩一回叩いて、こう返した

気に入ってくれるかわかんなかったけど、よかったら使ってくれ
そう手のひらに書いた

また彼女から、今度は、こう書かれた私の近くに来て欲しいの・・・・
そう書かれたので近くにきたら・・・・
お礼ですと書いて口付けをして来た
そんなクリスマスの出来事

そして彼女の耳が完全に聞こえなくなった1月の終わりそれは、彼女の誕生日だった・・・

俺は、いつもの用に肩を叩い挨拶をした
彼女は今日は反応がなかった・・・いつもならすぐ反応が来るのに・・
そんな事を思っていたら暫くしてやっと反応が来た・・・・
今晩は・・・と、かなりゆっくり書かれた

それが一月の終わりの出来事だった・・・・・

そして、だんだんと反応が鈍くなり4月桜の季節・・・・
めずらしく彼女が俺に頼みたい事があるって書いてくれた
桜の花の所に行きたい・・・花の匂いを感じたいと・・・・
そういわれ俺は、叔父さんに頼んで車椅子で彼女を乗せ桜の木に行った

そして、いつもの用に彼女が彼女が右人差し指を三回叩いてこう書いた

何時までも二人一緒に居たかったけど・・・ご・・・め・・・ん・・・
と書いてる時完全に彼女の指が止まった・・・

俺は、いくら揺らそうが、彼女の反応を見て
悔しくて泣いた
それが、4月の始め・・・彼女が死んだ日でもあった・・・・




一応完成です・・・なおこれで納得できない方に違う形式ですが、続きがあります
それで納得できるか不安ですがそちだもよろしければどうぞ